見晴らしがよく採光を取り入れることができるメリットがある一方で、掃き出し窓は防犯対策で大きな弱点を抱えています。簡単に割られてしまうガラスは、悪意を持った侵入者に対してあまりにも無防備です。いくら戸締りをしっかりしても、そこから侵入されてしまってはひとたまりもありません。また大きさゆえに、暖房効率が大幅に落ちたり騒音問題が起きる可能性があるのもデメリットです。
一枚だけのサッシでは、防寒や防音で策を講じるのにも限界があります。それで住みなれた住宅を手放さなくてはならなくなっては元も子もありません。さらに、災害時にガラスが大量に飛散するといった危険性もはらんでいます。特に危ないのは強風や台風の時で、強い風に煽られて部屋中に飛散してしまうということもあるかもしれません。
そうした理由から、自然災害が予測される時期は通常の対策に加えて窓の方もしっかり確認しておく必要があります。ただしきちんと対応できていれば、掃き出し部分のデメリットで悩む回数は激減するはずです。たとえば防犯面ですが、セキュリティ対策を窓に施しておくことで概ね解決できます。防犯性に優れたガラスやサービスも多々あるので、心配な方はそれで解決しましょう。
防音や防寒にしても、サッシを二重にすればだいぶ落ち着きます。それで足りなければ厚手のカーテンを取り付けたり、断熱シートをガラスに貼って窓対策するのもありです。これは窓の災害対策にもなりますので、そういった点でも便利です。